中小企業診断士
中小企業診断士は企業の経営コンサルタントをするための唯一の国家資格です。
資格を取得することによって経営に関する幅広い知識を身につけることができます。
資格の取得はそれほど優しい物ではありませんので、少なくとも1年間は試験勉強をすることが必要です。
中小企業診断士の資格は転職においてとても有利なものであるのは事実ですが、この資格が無いと転職できないということではありませんので、その点は理解しておくといいでしょう。
転職を考えている時には
中小企業診断士の資格を取得すると、コンサルティングの業界での転職に有利になります。
といっても資格はあくまでも資格ですので、これまでどのような実績を業界においてあげてきているかということも転職においては重要なポイントになります。
一方で、将来独立してコンサルティングの仕事に就きたいと考えているのであればこの資格は非常に有利に働きます。
この資格は国家資格ですので、公共の仕事を受けやすいというメリットがあります。
また、一般に転職をする際には、転職情報やハローワークの情報を使うことが多いのですが、中小企業診断士の資格を取得しておけば、その人脈を使って転職をすることも可能になりますので有利に働きます。
たとえば、コンサルティングの業務を行っている時に相手先の会社の社長さんからヘッドハンティングされるようなことも考えられます。
また、資格を取得すれば会社内でのステータスを上げることも可能になります。
更には、給与をアップになる場合も考えられます。
試験内容
中小企業診断士の試験は1次試験と二次試験があります。
一次試験の受験資格は年齢などの制限はありません。
試験は8月上旬に行われます。
試験の合格率は20%となっています。
受験料は13000円となっています。
試験科目は、経済政策や会計、経営法務、企業経営理論などとなっています。
また、試験形式はマークシート方式です。
合格ラインは総合点が60%以上あって、各科目ともに40%未満の科目が無いことが必要です。
2次試験は論述試験で、1次試験の合格者のみが受験することができます。
合格率は20%となっています。
受験料は17200円です。
試験内容の詳細はHPから過去問をダウンロードすることが可能ですので、あらかじめ解いておくといいでしょう。